イランの核は許されないのに、北朝鮮の核はスルーな理由

北朝鮮 国際政治

イラン戦争で報道されない北朝鮮の核

新聞、テレビなどのオールドメディア、ネット情報も含めて、連日イラン戦争問題が報道されている。ホルムズ海峡の封鎖、ホルムズ海峡の封鎖解除と思いきや再びの封鎖、いったいどうなっているのと呆れている視聴者も少なくないだろう。

投資家にとっては死活問題で、これらの報道で連日のように株価は暴騰・暴落を繰り返している。日本から遠く離れた地域での一挙手一投足に相場が振り回されている状況だ。しかし、これらの報道の中で全く触れらることはないが、不思議な疑問が一つある。

イランの核兵器開発は国際法違反ということで、米国とイスラエルが攻め入っているわけだが、よくよく考えてみると北朝鮮の核はどうなのよ?という素朴な疑問が生じてしまう。何故、北朝鮮の核はスルーされるのだろうか?

最大の理由①米国軍需産業の都合

最大の理由としては、米国にとっては北朝鮮は東アジアにおける脅威の象徴として存在していてほしいということだろう。そもそも北朝鮮の核開発の道を開いたのはCIAであり、北朝鮮の核武装により、隣国である韓国、日本への脅威となってほしかったという側面がある。

北朝鮮が核を持てば、韓国、日本は防衛上のミサイル防衛システムを所有する必要があり、米国からするとミサイル防衛システムの良い商売先となるわけだ。事実、これらにより米国の軍需産業は大きな利益を上げている。誤算だったのは、北朝鮮が米国まで届く核ミサイルを作り上げてしまったことだろう。

理由②イスラエルの存在

2つ目の理由としては、何といっても中東にはイラン最大のライバルであるイスラエルが存在していることだろう。詳細は旧約聖書にゆだねるが、イスラエルが存在する限りはイランの核は必ずと言っても良いほど認められないだろう。

米国内には約600万人のイスラエル人が存在しており、ロビー活動を通じて米国内で強力な力を持っている。イランが核開発を進めれば、米国軍がイスラエル軍とともにこれを阻止するために動くことになる。

イラン側からすると、最大のライバルであるイスラエルが核保有国なのに、自分たちには核がないという現状は絶対に認められず、つまりこの問題はどちらかが回復不可能なダメージでも受けない限りは終わらない可能性が高いのだ。

理由③日本政府が弱すぎる

イスラエルの存在がイランの核保有を圧倒的な力をもって阻止しているわけだが、北朝鮮の場合には韓国は言うに及ばず、日本政府があまりにも弱腰なために北朝鮮の核開発を阻止できないというのが実情だろう。

GHQの日本弱体化政策の影響も大きいだろうが、オールドメディアの存在、いまだに解決しない拉致被害問題など、日本政府の弱腰外交が結果的に北朝鮮の核開発をスルーさせたともいえそうだ。

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