日経平均日足チャート上に出た調整完了のサイン

7月29日、60,000円台割れ寸前から反発してきた日経平均だが、一目均衡表の日足チャート上からは反発相場が終了した可能性を示すサインが点灯している。8月5日には、一旦は基準線を超え、雲の中に突入していったのだが、結局は押し返される動きとなり、本日は雲も基準線も下回ってきている。
一目均衡表の基準線と雲がレジスタンスラインとなった形だが、基準線は依然として下向きであり、その下に控える転換線(本日63,630円付近)も急角度の下向きとなっている。さらに、昨日つけた戻り高値が66,780円台となっており、6月22日の高値から7月29日安値のフィボナッチ係数50%(67,080円付近)の近似値というのも気になる。
一目均衡表の雲を下抜けてきたところから反発し、雲の下限がレジスタンスラインになった形であり、さらに半値戻し付近から下落したということから、調整完了からの下落トレンドが始まった可能性を示唆している。このまま下落していくようだと、下に控える転換線がサポートラインとなるのかどうか、転換線をも下抜けるようだと再び60,000円割れを試す可能性が出てきそうだ。
現在、65,000円付近での攻防となっており、再び基準線を超え、雲の中に入っていくような動きを見せればダマシとなるが、本日陰線を付けるようだと非常に厳しくなる。遅行線も雲の上限から反発しているが、現状は雲の上に位置している。遅行線が雲の中に入っていくのかも注目したい。
日経平均週足チャート上にも調整完了のサイン

厄介なことに、日経平均の一目均衡表週足チャート上にも調整完了のサインが点灯している。2025年4月初旬を起点とする日経平均の大相場だが、2026年2月に初の60,000円台突破までは一目均衡表の転換線がサポートラインとなり上昇し続けた。まさに押し目待ちに押し目無しの状況で、サポートラインまで待ってエントリーすれば簡単に利確できるというブル相場だった。
さすがに、初の6万円台ということから目標達成の売りも大量に出て、3月には50,000円割れ寸前まで下落する。約10,000円ほどの下落であり、転換線を下抜けて一気に基準線まで下抜けるような急落だった。その後、基準線をも一時下抜くも再び反発に転じて、転換線をサポートラインとし一気に70,000円台越えまで上昇していった。
60,000円台突入の際と同様に70,000円台到達からの達成感から、再び調整が始まり転換線を下抜き60,000円割れ寸前まで下落したものの、今度は基準線がサポートラインとなって反発、現状では、上は転換線がレジスタンスラインとなり、下は基準線がサポートラインとなっている状況だ。気になるのは、週足の転換線と基準線の向きで、転換線はすでに下向きに転じており、基準線も上向きから平行に転じている。これは、デッドクロスに向かっていることを示す。
転換線、基準線のどちらかを明確に抜けたほうに動きそうだが、上に抜ければ80,000円台を目指す相場、下に抜けた場合には雲の上限がある53,000円台の後半あたりを目指す動きとなりそうだ。
日経平均月足チャート上は

日経平均月足の一目均衡表で見ると、日経平均は未だ強い相場を維持している。先月の調整場面でも転換線がサポートラインとなり反発しており、今月の反転相場につなげている。月足の転換線はかなり強いサポートラインになると思われ、61,000円前後では強力な買いが入ってくることを示唆している。
逆に月末の終値で転換線を下回るようだと大量の失望売りが出てくる可能性もある。その場合には、下に控える基準線が52,000円のところに位置しており、週足上での下値メドとなる53,000円と近似値となっている。調整が長引く場合には52,000円から53,000円どころは要注目となりそうだ。
ただし、仮に今回の調整が長引いた場合に5万円台前半まで下落したとしても、月足上からは調整の域を出ず、基準線でしっかりとサポートされれば調整完了からの上昇相場が期待されることになる。
8月第1週の米国雇用統計の数字に注目が集まる
8月7日の日本時間に発表される7月の米国雇用統計に注目が集まっている。今回の予想は非農業部門雇用者数8万人だが、7月の新規失業保険申請件数が前月比改善(減少)しているため、本年の傾向から8万人を超えて二桁台の数字になるのではとの予想も多い。
仮に強い数字が出るようならば、利上げ予想確率が高まり、株式市場にとっては厳しい展開になることも可能性としては考えられる。逆に、本年の傾向に反して弱い数字が出るようなら、株式市場は強い上昇力を見せるかもしれない。直近のドル円相場が円安に傾いていることから、マーケットは7月の雇用統計の数字を強い数字が出ると予想しているようだ。

