SOX指数急騰
日経平均6万円、半導体銘柄含むAI関連銘柄も急騰、2026年4月は記憶に残るような暴騰相場となったかもしれない。株式市場全体で見ると上昇していない銘柄も多いのだが、ごく一部のAI関連銘柄が日経平均を引っ張った形だ。
その原動力となったのが、米国市場のSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)であることに異論のある人はいないだろう。SOX指数は4月に入り急騰を開始し、わずか1か月の間に3,000ポイント以上上昇し史上最高値10,564ポイントをつけている。
日本市場においても、SOX指数に引っ張られる形でごく一部のAI関連銘柄が急騰し、日経平均が6万円台を突破したのは記憶に新しいところだ。日経平均に対してTOPIXは4月前半は上昇したものの、中盤以降は息切れしており高値更新には程遠い水準にいる。
SOX指数頼みの株式市場
イラン戦争の勃発は原油価格の高騰を引き起こし、株式市場にも暗雲がもたらされることになった。日経平均も2月28日に始まるイラン戦争から約1万円ほど下落したのだが、そこから始まったのがSOX指数の急騰だ。
さすがに高値を付けていた株式市場であったため調整も長引くと思われたが、蓋を開けてみれば1か月もたたないうちに全値もどし、それどころか最高値を更新している。SOX指数の急騰相場が、日経平均への寄与度の高いアドバンテスト、東京エレクトロン、SBGなどの一部のAI関連銘柄を急騰させ、日経平均をも急騰させた形だ。
こうなってくると5月相場もSOX指数頼みと言わざるを得ない。SOX指数がさらに上昇するのであれば、AI関連銘柄、日経平均は5月も上昇するのであろう。反対に、SOX指数が下落するようだと、大きなしっぺ返しを食らうことになるかもしれない。
SOX指数に不穏な動きが
実は、そのSOX指数に不穏な動きが出ている。1年前のSOX指数は4,000ポイントを下回る安値を付けていた。安値からは約3倍に値上がりし、そのうち3,000ポイント以上を4月に上昇させているのだ。
さすがに上がりすぎだろう。4月はほぼ調整することなく上昇したが、この相場が続く可能性は大きくはないだろう。チャート上では、月足のローソク足に大陽線がでている。しかも3,000ポイント近い大陽線だ。高値圏で出た大陽線だけにいつも以上に注意は必要だろう。

