韓国、台湾の株価指数が日経平均を大きく上回る理由とは?

韓国、台湾 国際政治

韓国、台湾の株価指数が暴騰中

ナスダック総合指数、S&P500が連日の最高値更新、そしてそれを上回る勢いで63,000円台まで突入した日経平均、しかし、これらをはるかに凌駕する勢いで上昇している株価指数がある。韓国と台湾の株価指数である韓国KOSPIと台湾加権だ。

2025年4月、トランプ関税で各国の株価は安値を付けたが、そこから急騰相場が始まっている。4月安値から直近の高値を比較してみる。

  • 日経平均    30,792 → 63,799
  • 韓国KOPSI    2,284 → 8,046
  • 台湾加権    17,306 → 42,408
  • S&P500    4,802 → 7,516

韓国、台湾の株価が高い理由

日本が高く、韓国も台湾も高いとなれば、ついに西洋の没落から東アジアの時代へと考えたくなるのだが、今回の急騰劇はそれだけではなさそうだ。

韓国、台湾の株価指数が高い最大の理由は、世界トップクラスの半導体企業の時価総額に占める割合が高いからだ。韓国ではサムスン電子、SKハイニックスの2社で約4割、台湾はTSMCが約3割となっている。

日経平均は日経225社から構成され、S&P500も500銘柄から構成されるが、韓国、台湾は時価総額の大きい企業の株価変動がそのまま株価指数に反映される「時価総額加重型」のため、上記3社の影響度が高くなる。

主力は個人投資家

日経平均の場合、上昇するときにいつも出てくるのか外国人投資家だ。外国人投資家が買えば上昇、売れば下落というのがパターン化している。これに対して、韓国、台湾の株式市場では機関投資家の買いというよりも個人投資家メインの株式市場となっている。

市場参加者の多くが個人投資家という市場であるから、一方向に動きやすく、韓国株式市場などはほんの1年数か月前までは、上昇する日経平均に対して何故韓国KOPSIは上昇しないのかと話題になっていたほどで、そこから短期間にまさに暴騰したのだ。

下落相場にも注意したい

韓国KOPSIも台湾加権も世界的に株価が上昇している間はより高い利回りが期待できるだろう。しかし、一旦世界の株式市場が逆回転しだしたら、その下落率は他の市場よりも大きいものになると想定される。

また、インドネシア株式市場の例もあるように、格付け変更から急落している株式市場も同じアジアの中に存在している。今後相場が転換するようなことがあれば、他の市場よりも下落に注意する必要はあるだろう。

フジクラに起こった「高濃度水素供給不足」

AIデータセンター特需による高性能半導体、大量のの光ファイバー需要は、世界的な「高濃度水素不足」という問題を引き起こした。すでに、世界的な水素供給不足問題は発生しており、水素争奪戦が始まっている。

光ファイバーの大本命として株価爆上げしていた日本のフジクラは、水素供給不足による業績見通しの変化という理由だけで、株価は40%以上もの急落に見舞われた。韓国や台湾はこの問題は影響しないのか?

日経平均やナスダック総合指数、S&P500を大きく上回る上昇を短期間に達成している韓国、台湾の株式市場だけに懸念される。

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