スペースX 6月12日上場予定!大型IPOに備えだした金融市場

IPO 注目銘柄

人気金融商品が相次いで急落中

日経平均はもとより、ナスダック総合指数、SP500に次いで出遅れていたダウ平均株価も史上最高値を更新した。さらに、日本の周辺国を見渡してみると、韓国、台湾の株式指数は日経平均などをはるかに上回る上昇率を見せている。

これらの数字だけを見ていると、まさに世界的なインフレの下で各国の株式市場が高騰しているように思われる。しかしながら、そんな中でも金融市場、株式市場の中で2極化現象が発生している。株式市場ではAI関連銘柄が株価指数を上昇させているのは周知のとおりだが、この数週間で言うと、そのAI関連銘柄の中でも2極化が起こっているようだ。

また、イラン戦争は終結するのか長期化するのか、連日様々な報道が出ているものの、直近では原油価格も下落基調である。金相場は言うに及ばずで下落したままで上昇する気配は今のところはない。

ビットコインも急落中

この流れは暗号通貨市場でも同じであり、ビットコインは急落中で昨年10月に1,900万円近くまで上昇したものの、今年の2月には940万円まで下落し直近でも1,100円台に留まっている。イーサリアムなども同様で、中には名の知れた暗号通貨で草コイン化している銘柄も少なくはない。

ドル基軸通貨体制の終わりだとか、インフレ進行により法定通貨の価値がなくなるなど言われて高騰した暗号通貨市場だが、まさに正念場を迎えているようにも思われる。

大型IPOに向けて金融市場が準備を始めだしたのか

暗号通貨市場では、かねてより今後迎えることになる大型IPOに向けてビットコインが換金売りされるのではという懸念が噂されていた。言うまでもなく、6月12日上場予定のスペースX、また近々上場予定のOpenAIやアンソロビックなどに備えての換金売りだ。

6月12日上場予定のスペースXだけでも時価総額はおよそ300兆円前後とみられ(公募額は約11兆円)、株式市場には新たな資金が大量に流入してくることになる。

無論、それらの資金は突如として現れるわけはなく、大半は金融市場の換金売りによって捻出されることになる。そして、その換金売りの対象となっているのが、株式市場のかつての人気銘柄であり、金、ビットコインであると思われる。

株式市場が強い時に起こるIPO祭り

IPOとは、多くはスタートアップ企業の資金調達であり、株式市場が強い時は将来性の高いスタートアップ企業が大きな資金調達に成功する大チャンスなのである。まさに、現代の錬金術としては最大のものであるのは間違いないだろう。

日本市場のバブル期やインターネットバブル期にも同じことが起こっており、人気のスタートアップ企業の多くは莫大な金額の調達に成功しており、同時に幹事証券会社などにも莫大は手数料収入が発生した。

これから起こるIPO祭りは、これまでのIPO祭りの規模をはるかに上回るものであり、より多くの新規資金が株式市場には必要となる。

これからも続く換金売り

大型IPOが続けば、株式市場にはより多くの新規資金が必要となり、どこからか新たな資金が流入してこない限りは金融市場での換金売りは続くことになる。とりわけ、多くの投資家が含み益を持っており、かつ、それ自体は収益を生むことがない金相場や暗号通貨市場は狙われやすいだろう。

もちろんIPOが儲かるということが大前提ではあるが、株式相場が強い間は儲かる可能性のほうが高く、多くの投資家がIPOに参加したいと思う限りは換金売りも続くであろう。

株価が急落するとどうなるのか

株価が急落するとIPOはどうなるのか?日本市場でバブル崩壊後、株式市場から急激に資金が逃避し始めると、証券市場での資金調達は難しくなり、それまでIPO祭りは終了し、IPOは延期あるいは中止しまくることになった。スタートアップ企業にとっては受難の時代を迎えることになったのだ。

1990年の日本市場において、株式市場から資金が逃避し始めるきっかけとなったのは、日銀の金融政策変更からである。果たして今回はどうなることやら。

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