信用評価損益率に出ていた天井圏のサイン!日経平均調整入りか?

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信用評価損益率に出ていた天井圏のサイン

6月3日(水)に68,700円台の最高値を付けていた日経平均だが、その後は利確売りに押される形で6月8日(月)には63,400円台まで急落、さすがの日経平均も値幅を伴う調整入りした可能性が高い。

市場では様々な急落要因が噂されているが、東京株式市場の信用評価損益率にはっきりと天井圏を示すサインが出ていたのだ。信用評価損益率とは、その名の通り信用取引の損益状況を表すもので、通常はマイナス3%以下で天井圏、マイナス15%以上で底値圏とみなされる。

信用取引の損失が大きくなり損益率がマイナス15%を超えると投げ売りがでて底が近くなり、逆に信用取引の損失が小さくなりプラスに近づくと相場は天井に近いと判断される。その信用評価損益率は直近の3週連続でマイナス3%以下となっていたのだ。

5月22日 マイナス1.38%

5月29日 マイナス0.36%

6月05日 マイナス0.68%

3月の調整と同じタイミングで出たサイン

昨年4月から始まった日経平均の急騰相場だが、押し目買いに押し目無しというように大きな調整を経ずに6万円台まで駆け上ったものの、今年2月末に6万円台達成から急落し1か月間でほぼ1万円下落した。

実はこの時にも今回と同様の兆候が信用評価損益率には出ており、2月13日から3週連続でマイナス3%以下となり、3週目にはマイナス0.13%となっていた。つまり、この時も6万円台達成の際には信用取引ではほとんど損失が出ていなかったということになる。

3月の調整相場では、3月30日に5万円割れギリギリのところから反発が始まった。信用評価損益率も相場の上昇につれて高くなり、4月に入るとマイナス7%を超える水準まで上昇している。

買われすぎていた日経平均

信用評価損益率から相場の天井が近いのではと感じていた投資家は少なくはないだろう。信用取引の評価損益がプラスになるということは、普通の相場ではありえないことが起きているということであり、つまり相場が天井圏付近にあるということを示しているのだ。

日経平均は急角度の上昇相場を続けてきたこともあり、さすがに買われすぎということもあるだろう。タイミング的にも一服したとしても何の問題もない。買われすぎから利確売りが出ているのであれば、値幅を伴った短期的な調整か、期間の長い小幅の調整があるだろう。

すでに高値からは5千円以上調整しており、値幅を伴った調整の可能性が高いと思われる。今週末にはメジャーSQも控えており、相場の乱高下には要注意だ。

メジャーSQに向けて乱高下の可能性に注意

6月12日にはメジャーSQを控えている。現状下落相場であるので、オプショントレーダーたちが含み損を抱えている可能性が高く、12日に向けて株式市場は急騰急落を繰り返す可能性が高い。

先週の米国雇用統計は予想をはるかに上回る数字となり、利下げが遠のいたという理由から株式相場は急落したが、その後は下落したままでSQを迎えたくない投資家からの強力な買戻しが入った。その後も急騰急落を繰り返している。

調整なのか、本格的な下落相場なのか

オプション市場の動向を見ていると、メジャーSQまでに高い価格のコールオプションの損切りが相当数出てくることが想定される。可能性としては、6月12日については下げ相場として決着がつくのかもしれない。

6月3日に高値を付けた日経平均だが、6月12日頃に調整が完了すれば7営業日で調整完了ということになる。値幅を伴った調整であればそれでも良いかもしれないが、3月の調整相場の場合には20営業日ほどかかったことを考えると、6月12日以降も下落相場が続くようだと、単なる調整なのか、あるいは本格的な下落相場がスタートした可能性も考えなくてはならなくらるだろう。

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