日銀会合前の「お知らせ」なのか!神田前財務官の発言

ドル円相場 為替

4月27、28日の日銀会合

利上げはあるのか?注目の日銀会合が4月27、28日に行われる。加速度的な上昇相場を見せる株式市場に対して、ドル円相場は160円手前での膠着状態が続いている。トレンドは円安に進んでいるのだが、介入というモンスターの前に市場がフリーズしてしまっている状況だ。

160円という水準は日米両当局の限界ラインということもある。また、テクニカル面からもここが高値になるとダブルトップという強力な下落サインともなりかねず、売りも買いも積極的には攻めずらい状況となっている。

とは言え、円高トレンドが発生してもすぐに円安に戻るというコンセンサスは出来上がっているようで、今後は円高要因となりそうな要因を一つ一つ取り除く作業が必要になりそうだ。そんな中で迎えるのが最大の円高要因ともなりかねない日銀会合である。

突然出た神田前財務官の発言

ドル円相場は一時160円台を回復したものの、その後は159円前後で推移している。日本の金融当局からは160円以上は認められないという強い意志が感じられる。しかしながら、現政権の打ち出している積極財政から利上げはそう簡単には容認できないというジレンマもある。

そんな状況下で突然出たのが、前財務官である神田アジア開発銀行総裁の発言だ。同氏は、4月17日に訪問先の米ワシントンで記者団の質問に対して、「日銀によるインフレリスクへの対応が遅すぎると市場が判断した場合、円に​はさらなる下落圧力がかかる可能性がある」との見解を‌示した。

日銀は、2024年7月の利上げによる強烈な株安・円高を招いたことから、その後は事前に「お知らせ」による金融市場へのサインを提示してきた。今回の神田前財務官の発言も「お知らせ」なのかどうか、週明けのドル円相場の動きで判明しそうだ。

タイミング的には絶好のポイントかも

ドル円相場が160円を前にして膠着してからも、株式市場は急上昇、原油価格も急落が続いており、いつ相場が反転すくなくとも調整入りしてもタイミング的にはおかしくはない。

懸案の中東情勢もホルムズ海峡封鎖解除から株式市場急騰、原油価格急落が始まったが、4月18日にはイラン側がホルムズ海峡封鎖の継続を発表。情報筋によると、イラン側の内部闘争の問題も指摘されている。

いずれにせよ、4月日銀会合で利上げが実施されなければ円安に動くであろうし、その場合には高い確率で介入があるだろう。利上げが行われるのであれば、事前に何らかの「お知らせ」があるはずだ。

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